キャバリアを飼って後悔する前に【実際にコジロウと生活してわかったこと】

ネットでキャバリアを検索してみたら、[キャバリア　後悔]というキーワードの記事を見つけてしまいました。

えっ？キャバリアを飼って後悔するって・・・？
確かに言葉は悪いですが、キャバリア特有のデメリットはあると思います。

とはいえ、キャバリアに限らずどんな犬種にもデメリットという特徴はありますし、そのデメリットをメリットの方が大きく上回るこそキャバリアも他のワンちゃんも飼い主にとってはカワイイのです。

• キャバリアのデメリットとは？
• キャバリアのメリットとは？
• ワンちゃんを飼うなら覚悟してほしいこと

本記事では、キャバリアを飼って後悔しないために、実際にボクがキャバリアルビーのコジロウと15年住んでわかったこと・伝えたいことを紹介します。

キャバリアで後悔なんて一度もしたことがない

色々な犬種がいる中でボクはキャバリアを選びました。いや、正確に言うと一目惚れしたコジロウがたまたまキャバリアだっただけです。

確かにね、キャバリア特有の特徴だったり病気があったりします。キャバリアを飼って後悔してほしくないので、まずはその辺りをお話します。

メッチャ毛が抜ける

正直、キャバリアは一年中抜け毛が凄いので、こまめに掃除をしないとすぐにお部屋が毛だらけになります。

キャバリアの被毛は皮膚を保護するオーバーコート(上毛)と体温を調整する役目のあるアンダーコート(下毛)の2層構造になっています。

こればっかりはしょうがないです。毛は抜けるもんだと思ってください。

こちらの記事で抜け毛対策を書いていますので参考にどうぞ。

番犬には不向き

そもそもキャバリアのルーツはイギリス貴族の愛玩犬だったので、番犬で考えてキャバリアを飼おうとしている人は絶対後悔するので、ドーベルマンとか番犬に向く他の犬種を選んでください。

キャバリアは人が大好きです。コジロウも散歩していたら犬ではなくて飼い主さんの方へ甘えに行きます。

万が一、ウチに泥棒が入ってきてもキャバリアだったら威嚇することも無く笑顔でもてなすことでしょう。

留守番が苦手

一般的にキャバリアは留守番が苦手と言われています。上記で説明したとおり、キャバリアは人が大好きなんです。

だから一日中、一人(犬)ぼっちでいると寂しくて吠え続けてストレスが溜まったりします。

ウチは最初の方はボクが一人暮らしだったため、日中は仕事に出て夜も遊びに行ったりでコジロウには寂しい思いをさせていました。

そういう意味では、キャバリアで後悔ではなく、自分のしたことで今でも後悔をしています。

コジロウが6歳の時に彼女と付き合って、そのまま結婚した奥さんが家に来てからはコジロウも寂しさが無くなったと思います。

それでも最初、コジロウは新参者の奥さんに嫉妬したのか、ボクと奥さんがソファーに座っていると間に入ってくる茶目っ気もありましたよ。

キャバリアがかかりやすい病気がある

心臓病

キャバリアは心臓病になる可能性が高い犬種なんです。かかりつけの先生からは、生まれた時には既に90％の心臓病になるというデータがあると言われました。

コジロウは12歳の時に前立腺ガンになったんですが、心臓だけは病気にならずにずっと強かったんです。

だからこそ前立腺ガン手術やその後の手術など、度重なる全身麻酔に耐えられたんです。

でもですね、一般的にキャバリアは『僧帽弁閉鎖不全症』という心臓の弁が閉じずに血液が逆流してしまう心臓病にかかりやすいんです。

薬だけでは進行を遅らせるだけなので、完治を望むには手術以外の道はありません。症状が進むと肺水腫となり命を落としてしまいます。

ボクのキャバリア仲間でも心臓病を患うワンちゃんがたくさんいます。皆さん懸命にワンちゃん一緒にと闘っていますし、ずっと闘ってこられていました。

薬代もかかりますし、手術を選択したならおよそ150万円、術後の検査も含めると200万円以上はかかると言われています。

そういった意味では、キャバリアは他の犬種に比べると短命かもしれません。

しかし、定期的な健康診断で発症が早めにわかりさえすれば、薬だけで10年頑張って寿命を全うしたワンちゃんもボクは知っています。

病気はキャバリアだけに限ったことではありませんが、元気だから健康診断を受けないのではなく、元気なことを知るために定期的に健康診断を受けるようにしてください。

あくまでボク個人の意見ですが、犬の保険は入っておいた方が精神的にも金銭的にもラクです。

保険料分を貯金にまわせる人なら入らなくても良いとは思います。

ですが、ウチのコジロウの場合保険に入っていたので、前立腺ガン摘出手術と人工尿管手術という高額な手術で元は取れました。

犬の保険は多数ありますし、飼い主さんの考え方で保険の内容は変わってきますので、検討してみたい方はこちらのペット保険比較で資料請求してみてくださいね。

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膝蓋骨脱臼(パテラ)

キャバリアは比較的『膝蓋骨脱臼(パテラ)』になりやすい犬種と言われています。

そもそも『膝蓋骨脱臼(パテラ)』は小型犬がなりやすい病気なんです。読み方は「しつがいこつだっきゅう」です。

脚の骨の関節がズレる脱臼ですが、愛犬が脚を引きずっていたり曲げづらそうにしていたら要注意です。

コジロウも『膝蓋骨脱臼(パテラ)』の予備軍でしたので、ソファーに上がらせない(飛び降ろさせないために)など、しつけをしていました。

が、ちょっと目を離した隙にちょこんと座っているコジロウも大好きでしたが(笑)

皮膚炎

飼い主さんの間では『カイカイ病』と呼ばれている皮膚炎です。

コジロウはアレルギー性皮膚炎でしたので、いつもひっきりなしに体中を掻いていました。

その痒みを抑える『アポキル』という薬がコジロウには必要でしたので、動物病院よりも安く買える『うさパラ』で購入していました。

コジロウは、血液検査で色々なアレルギーが発覚したので、ドッグフード選びには頭を使いました。

やはりボクたち人間もそうですが、質の悪い食事を続けていたらアレルギーで皮膚も痒くなるわ、病気にもなってしまいます。

ですので、ドッグフードは慎重に選んでくださいね。市販されているもの全てが良いドッグフードではないです。

愛犬に合った体に良いドッグフード選びが大事です。ちなみにコジロウが食べていたドッグフードはこちらです。

キャバリアを選んで良かったこと

やっぱりキャバリアって人懐っこいところですね。見た目もカワイイですし、愛嬌がある表情なんです。

キャバリアは個体差では斜視もあります。でもだからと言ってカワイさが半減するわけでもないです。

まぁ柴犬飼っている人は柴犬最高、トイプー飼っている人はトイプー最高なんでしょう。

あとですね、これもあくまでボクの実感なんですけど。

キャバリアの飼い主さんは良い人が多いです(←自分で言うなって？)

いや、本当にそうなんですね。

キャバリアのイベント『キャバリアフェスティバル』や『キャバリアランド』に参加して知り合ったキャバリアの飼い主の皆さん。

そして、PEDIで知り合ったコジロウのお姉ちゃんコロンちゃんと、弟の栗太郎くんのご家族は今でもお付き合いさせて頂いております。

ある犬種を飼っている知人が、その犬種のイベントに参加したそうですが、皆さん自分たちの愛犬だけに構っていて、その知人のワンちゃんがある飼い主さんに飛びかかったそうなんです。

そしたら、無言でズボンについたワンちゃんの足跡を手で払ったそうです。

「ウソーーー！！」キャバリアのイベントでは考えられませんね。

キャバリアの飼い主さんは、本当にキャバリアが大好きなので、他のキャバリアちゃんも大好きなんです。

ウチのコジロウもたくさん可愛がってくれました。

そしてですね。お会いしたこともないインスタだけで繋がっているキャバリアの飼い主さんが、コジロウが腎臓病になった投稿を見て、

「我が家ではもう使うことはありませんのでコジロウちゃんに使ってくれたら嬉しいです」

直メッセージを頂きました。

本当に有難かったんですが、さすがに送って頂くのは申し訳ないと思いましたが、

「●●(その方の愛犬の名前)用に買い置きしてたものを処分しようと思っていましたが、コジロウちゃんのお役に立てたら嬉しいです」

結局、お言葉に甘えさせて頂きました。

そして郵送で届いたのがこちらです。

もうね、涙・なみだ・ナミダです。

まとめ

おどかすつもりはありませんが、キャバリアは他の犬種に比べて短命かもしれません。

それでもウチのコジロウは15歳まで生き抜くことができました。

ボクはキャバリアを飼って後悔なんて全くありません。むしろ、「あぁしておけば良かった」とか「もっと遊びに連れて行きたかった」とか飼い主的な後悔はたくさんあります。

そして、キャバリアに限らず犬を飼うということは、そのワンちゃんの一生を背負うということです。

たまにテレビ番組でも、飼えない状況になったからといって保健所に引き渡しにいる飼い主さんもいます。

あるお笑いトーク番組でも、引っ越した先が団地だからといって、家族で飼っていた犬を山に捨てに行ったエピソードで参加者全員が爆笑していました。

全然笑えることじゃないし、正直怒りを覚えました。そんなに簡単に諦めるなら最初から飼わない方が良いんです。

だから。

犬を飼うなら絶対に後悔しないように覚悟を持ってください。
何があろうと絶対に愛犬を守り抜いてください。

ボクはキャバリアを愛しています。コジロウをずっと愛し続けていきます。