ウチの愛犬コジロウもそうですが、キャバリアは明るい性格で人なつっこく、食べることも大好きな犬種です。
しかし、たまに大好きなご飯に全く興味を示さない時があって心配になる飼い主さんもいらっしゃいます。
単に気分や空腹度の問題なのでしょうか?
それとも何か深刻な理由が隠れているのでしょうか?
この記事では、キャバリアが食事に興味を示さないときに気をつけるべき症状と、それが指し示す可能性のある病気について説明します。
食事に興味を示さないことは、愛犬からのSOSのサインかもしれません。早期発見・早期治療のためにも、本記事を参考にして飼い主さんは愛犬の様子に注意してあげてください。
キャバリアがご飯を食べない時にチェックすべき症状
キャバリアがご飯を食べない時には、以下のような症状が見られることがあります。
元気がない
普段は遊ぶのが大好きで活発なキャバリアですが、食事に興味を示さないときは元気がありません。
ぐったりしていたり、じっとしていたりする場合は、体のどこかに異常が生じている可能性があります。
下痢や嘔吐をする
消化器系に問題がある場合、下痢や嘔吐をすることがあります。特に頻回や激しい場合は、脱水や栄養不足に陥る恐れがあります。
また、血便や黒色便、血液や胆汁の混じった嘔吐物などは重篤な状態を示すこともあります。
好きなおやつも食べない
キャバリアは好奇心・食欲が旺盛で、道端に落ちているものまで食べてしまう子もいます。
しかし、食事だけでなく、普段は喜んで食べるおやつも拒否するようなら、それは何か原因があることを示しています。
下記では、そんな症状がある場合の病気の可能性を説明していますのでぜひこのまま読み続けてください。
明らかに体重が減っている
食事に興味を示さないことで体重が減ってしまうことは当然です。しかし、急激に体重が減ってしまったり、肋骨や背骨が目立つようになったりする場合は、腎不全や癌、リンパ腫などの全身性の病気の可能性も考えられます。
ちなみに、ウチの愛犬コジロウは2019年12月に前立腺がんが発覚しました。
その時は、体重は減っていませんでしたし、ご飯もおかしもいつも通りに食べていました。
明らかに体重が減っている場合は特に病気の可能性を無視してはいけませんが、食欲も普通でご飯をちゃんと食べていても病気が隠れている、見えないところで病気が進んでいることがあります。
これらの症状はキャバリアに限らず、全ての犬種で見られるものです。食事に興味を示さない以外にもこれらの症状がある場合は、すぐに動物病院で診てもらう必要があります。
キャバリアがご飯を食べないことが指し示す可能性のある病気
キャバリアが、どうしてもご飯を食べないのであれば、何かしらの病気を疑う必要があります。可能性のある病気は以下のとおりです。
消化器系の病気
胃や腸に炎症や腫瘍がある場合、食欲不振や下痢、嘔吐などの症状が見られます。
また、おもちゃやティッシュなどの誤飲・誤食で食道や腸が詰まってしまうと、同様の症状が起こります。
放置すると腸閉塞になる恐れがあるため、誤飲・誤食の可能性に心当たりがあったり、頻回の嘔吐が見られたりしたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
ちなみにウチのコジロウは、ガチャガチャ(プラスチック)をバリバリに食べていたことがありました。
ガチャガチャの中におやつを入れておいたのですが、まさかそれごと食べてしまうとは思いませんでした。
すぐに病院に連れていきましたが、結局食べてはいなかったようでした。ガチャガチャの破片がボロボロと散らばっていたので食べてしまったと早とちりをしていたんですね。
とはいえ、何か異変があればすぐに病院に連れて行くことは間違いではありません。何も無かったことを安心するためにも、下手に様子を見るのではなく万が一に備えて病院に連れて行くことをおすすめします。
口腔内や喉の病気
歯周病や口内炎、喉の炎症など口腔内や喉に異常がある場合、食欲はあっても食べるときの痛みで食べられなくなってしまうことがあります。
歯周病は放置すると歯を失ったり、心臓や腎臓にも影響を及ぼしたりすることもあります。定期的に歯みがきをして予防しましょう。
ちなみにウチのコジロウは、中度の歯周病で全身麻酔で歯を抜きました。
こちらの記事に当時の様子を解説していますので、ぜひご覧ください。
それまでは、歯みがきガムを噛ませて歯みがきしていたつもりになっていましたが、あまり効果はなかったようです。
やはり歯みがきは、飼い主さんが自らの指で歯みがきをするか、動物病院(犬の歯医者さん)で専門の方に歯みがきしてもらうのが良いですね。
腎不全などの病気
腎不全や癌、リンパ腫、感染症など全身に影響を及ぼすような病気の場合、食欲不振や元気がないといった症状が見られます。
特にキャバリアは心臓に問題を抱えている子が多く、心不全になると食欲不振や呼吸困難などの症状が起こります。定期的に健康診断を受けて早期発見・早期治療を心がけましょう。
夏バテ
実は犬も夏バテする生き物です。食欲が無いのは夏バテの可能性もあるのです。
食事をなるべく食べやすく消化の良いものを与えたり、水分補給に関しては常に新鮮な水を用意しましょう。
ウチのコジロウは、『ピュアクリスタル』という自動給水器を使っていました。
また、夏バテや熱中症にならないように、エアコンやサーキュレーターで適温に保ったりするとよいでしょう。
下記記事もぜひ参考にお読みくださいね。
老化
人と同じく、犬も年を取れば食欲が落ちていきます。少しずつ落ちているのであれば心配する必要はありませんが、食欲はあっても「ご飯があるところまで体を動かすのが大変」「口を動かすのが大変」といった理由で食べない可能性もあります。
フードボウルや水飲みの数を多くしたり、ドライフードからウェットフードに変えたり、食べやすくなる工夫をしてあげましょう。
まとめ
キャバリアは明るい性格で人なつっこく、食べることも大好きな犬種です。しかし、たまに食事に興味を示さないときがあります。それは単に気分や空腹度の問題ではなく、何か深刻な理由が隠れている可能性もあります。
食事に興味を示さないときに気をつけるべき症状は、
- 元気がない
- 下痢や嘔吐をする
- 好きなおやつも食べない
- 明らかに体重が減っている
です。これらの症状がある場合は、動物病院で診てもらう必要があります。
食事に興味を示さないことが指し示す可能性のある病気は、
- 消化器系の病気
- 口腔内や喉の病気
- 全身性の病気
- 老化
です。これらの病気は早期発見・早期治療が重要です。定期的に健康診断を受けて、愛犬の体調に注意してあげてください。
キャバリアは、飼い主さんに対して愛情深く、忠実な犬種です。食事に興味を示さないことは、愛犬からのSOSのサインかもしれません。
愛犬が元気に食事を楽しめるように、普段からスキンシップだったり色々な体の箇所をチェックするようにしましょうね。
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