2019年11月25日(月)、突然の出来事でした。
・何度もオシッコにいく
・ウ●チが「かりんとう」のように細い
事前に動物病院の先生に電話をして上記の症状を伝えたところ、
「会陰ヘルニアかもしれません」
そして、11月27日(水)動物病院に行ってきました。
結果から言うと「前立腺肥大」でした。
今回は、コジロウが前立腺肥大と診断された経緯と、それまでの症状を書きたいと思います。
同じ症状で悩むワンちゃん、前立腺肥大を心配されている飼い主さんにも読んで頂ければ幸いです。
[mokuji]
犬の前立腺肥大とは?!
前立腺肥大は人間だけでなく、犬(オス)の病気でもあります。私も知ってはいたのですが、まさかコジロウがなるとは思いもしませんでした。
前立腺肥大とは、膀胱の後ろにあり、尿道を囲むように位置する副生殖器です。大きくなったり、小さくなったりしても不思議の無い前立腺で、犬種は問わず未去勢の成犬によくみられる病気です。
ただ、コジロウは小さい頃に去勢済です。去勢は賛否両論ありますが、前立腺のような生殖器の病気を予防するために、飼い主のエゴと言われようともコジロウのために決行しました。
ちなみに去勢したのにコジロウは12歳にして未だに「下半身が起立」します。老いてもなお元気だなぁと感心していました。
すいません。
動物病院の先生もおっしゃっていましたが、去勢したのに前立腺が肥大したので悩んでおられました。
前立腺肥大の原因
主には、ホルモンバランスが崩れることによって肥大(良性)が起こります。また、細菌感染や腫瘍性が原因で肥大することもあります。
腫瘍でなければ良いのですが・・・。
前立腺肥大の症状
おしっこが出づらい、排尿時に痛みが出る
前立腺が肥大することで尿道や周囲の臓器を圧迫します。尿道が狭くなるとおしっこが出づらくなり、何度もトイレに行くようになります。そして、出づらいのでチョロっとしか出ません。
症状が悪化すると血尿となったり、排出されるべき尿が出ないために痛みを伴うこともあります。
おしっこに関しては、コジロウは散歩時に何度もマーキングするのですが、全く出ないのにマーキングするポーズをしていました。今思えばこれが前立腺肥大の初期症状だったのかもしれません。
(マーキング癖がつく前に去勢したのですが)
便が出づらい
ウ●チに関してもおしっこと同じで、前立腺肥大により直腸を圧迫し、排便困難となります。
ウ●チに関しては、11/25(月)に一気に症状が出たと思います。それまでは毎日モリモリ快便でした。それが急に「かりんとう」のように細い便を何度もするようになったのです。
歩き方に違和感がある
前立腺肥大により、骨や神経も圧迫されて、後ろ足に跛行(はこう)が生じることがあります。
跛行とは、両足のつり合いが取れず歩きづらい様を言います。
コジロウの場合、以前から発病している「変形性脊椎・関節症」や「膝蓋骨脱臼」があり、たまにびっこを引くのでノーマークでした。ひょっとしたら前立腺肥大も原因でびっこをひくこともあったのかもしれません。
今思えば、上記三つの症状全てがコジロウに当てはまります。
おしっこもウ●チも近いからか、今まできちんとトイレで出来ていたコジロウも我慢できないからか、廊下やリビングでもするようになってしまいました・・・。
なので、オシメ生活がはじまりました。
[fukidasi color=”black” back_color=”pink” avatar=”https://tk-kojiro.com/wp-content/uploads/2018/02/kaikon.jpg” lr=”l” name=”コジロウ” type=”yoko” avatar_waku=”maru”]オシャレに着こなしてるだろぉ~[/fukidasi]
前立腺肥大と診断
はじめは会陰ヘルニアの疑いだったのですが、「ウ●チをする際に肛門のまわりがボコっと膨らむので注意深く見てください」と先生から言われていましたが、そのような症状は起こりませんでした。
膀胱炎の疑いもあったのですが、先生の触診により特に膀胱に腫れもないことがわかりました。
次に先生は肛門の中を触診されました。すると、肛門の中で本来は触れないはずの前立腺が触れるほど大きくなっていたのと、エコー検査により「前立腺肥大」と診断されました。
赤丸が肥大した前立腺です。
先生直筆の「前立腺肥大」の説明書き。
今後の治療
一般的には去勢手術を行って性ホルモンの刺激を断ち、ホルモン剤投与などの内科療法で治療をするのですが、コジロウの場合は去勢済なので、抗生物質を投与して前立腺が小さくなるか判断します。
左の1/2錠剤と右の粉薬をそれぞれ朝1回夕1回飲ませます。
1週間後、薬が効いているのか再診します。
万が一、薬で前立腺の腫れがひかなかった場合、最悪の結果として「前立腺ガン」が考えられ、全身麻酔により針で組織を取ったり、CT検査を行うとのこと。
なんとか薬が効いてほしい・・・。
今回かかった治療と薬の費用
診察費:1,000円
内用薬(粉):1,400円
内用薬(錠剤):2,800円
エコー検査と検便:5,000円
尻・足裏カット:1,000円
計:11,200
消費税:1,120円
合計:12,320円
まとめ
前立腺肥大は、早期の去勢手術でかなりの高確率で予防が期待できるそうです。去勢したコジロウがなぜ前立腺肥大になったのか、未だ原因はわかりませんが、なんとか薬で治ってほしいです。
また、発覚したら手遅れとならないように、健康診断で前立腺もチェックしておくことをおすすめします。
そして、日頃の散歩やトイレ状況を注意深く観察することも大事だと思います。
・おしっこを何度もする、それなのに少ししか出ない
・ウ●チがいつもより細く、回数も増えた
・後ろ足が跛行する
などなど、少しでも変化があればかかりつけの動物病院に相談しましょう。
それでは1週間後、再診を終えたらまた報告させて頂きます。
頑張れコジロウ!!
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