2019.11.10(日)、半年に1回恒例のコジロウの白内障手術後の定期検診に行ってきました。
(※今回は別件で気になるところがあり前回の検診から2ヶ月後の検診です)
目の表面についた結晶のようなザラツキは現状維持で悪化はしていないということで一安心。
しかし!!
左眼の眼圧が標準値より少し高く、緑内障(緑なのに赤字って・・・脳トレのゲームみたいでスイマセン)の可能性があると言われてしまいました・・・。
ということで、今回は犬の緑内障について記事にしました。
[mokuji]
犬の緑内障って?!
人間と同じように犬も緑内障になる場合があります。緑内障とは、一般的には眼圧が上がり視神経に障害を起こし、失明する恐れのある怖い病気です。
犬の眼球内には眼房という水で溢れています。その眼房水の水が上手く抜けきらないと
逃げ場が無くなり眼圧が上がってしまい眼球が硬くなってしまいます。
サッカーボールに空気を目一杯入れると硬くなり、空気を抜くと柔らかくなるのと同じことです。
また、高眼圧の状態が続くと、眼球が大きく腫れたようになる「牛眼」(ぎゅうがん)になります。牛眼になってしまうと、視力も無くなり、ただ痛みだけがあると言われ、最悪、眼球破裂、激痛により亡くなってしまいます。それだけはなんとしても避けたいですね・・・。
今回、コジロウの眼圧検査での数値は右眼が12、左目が21でした。10~20の間が正常値と言われているので、少し正常値をオーバーしてしまいました。
30を超えてくると、結構な痛みが出てくるそうです。
犬の緑内障の原因は?!
一般的に緑内障発症の原因は2つあるそうです。
1つ目はコジロウのような加齢や遺伝性による「原発性緑内障」で、排水溝の機能を持った隅角(ぐうかく)が狭くなってしまい、水が抜けづらくなってしまうこと。
もう1つが、「続発性緑内障」で、ブドウ膜炎のような眼の病気、水晶体脱臼、眼内腫瘍から続発して発症します。
緑内障の初期症状は?!
緑内障にかかると、
・目が充血する
・目を細めたり閉じることが多くなる
・涙目になり、目をしばしばさせている
等があります。
我々人間も目が痛い時は、目をつむったり涙が出たりしますよね。
コジロウの場合、言われてみれば左目だけ「最近目をしばしばさせているなぁ」と感じていました。ただ、2ヶ月前の白内障の定期検診では特に緑内障や眼圧のことをいわれていませんでしたので、完全にノーマークでした。
先生がおっしゃるには、私のような飼い主レベルでは日頃の生活で緑内障の症状に気付くことは難しいそうです。頻繁に目を気にしたりするしぐさで、ようやく病院に連れていくケースがほとんどだそうです。その場合、かなり緑内障が進行しているので、少しでもいつもと違うしぐさがあれば病院に連れて行くことをおすすめします。やっぱり、目は怖いですし大事ですからね。
緑内障になってしまったら?!
緑内障の治療法は、投薬と外科治療があります。コジロウの場合は、まだ外科治療の段階ではないので、まずは目薬で眼圧を低下させるようにします。朝と夜の計2回、1週間ほど点眼を続けてから経過診察に行ってきます。
投薬
今回処方された目薬は「アゾルガ配合懸濁性点眼液」です。
眼房水の産生を減らす作用があり、結果として眼圧を下げて緑内障の症状を抑えます。この点眼液は白く濁っていて点眼すると白い液で覆われるので白内障のように見えます。
左眼にアゾルガ配合懸濁性点眼液をさしてすぐの画像です。
犬の薬で重宝している「うさパラ」でも緑内障用の点眼薬が買えます。もし、同じ点眼薬をお使いであればチェックしてみてください。
外科治療
外科治療の場合、眼房水がきちんと流れ出ていくようにする手術があります。
白内障手術をしたコジロウが万が一、緑内障で再度眼の手術を受けて良いのか確認するのを忘れました。次回の検診で確認したいと思います。
今回かかった費用
日曜日の混み合う時間帯での診察で、営業時間をオーバーしてしまったので会計は次回に持ち越されました。
17:30予約で、診察されたのがなんと19:30。病院を出たのが20:30でした・・・。待たされるのはしょうがないけど・・・、先生、スタッフの皆様も遅い時間までありがとうございました!!
ちなみに日中の用事が早く終わって病院に着いたのは16:30でした。診察まで1時間あるから道路を挟んですぐの多摩川の土手を散歩しましたよ。
待合室で待ってるコジロウ。
眠くなってきたな。
チーーーン!!
というわけで、わかりましたらこちらに追記します。
まとめ
白内障定期検診で発覚した緑内障の症状ですが、大事になる前にわかって良かったです。
コジロウも来年4月には13歳。体の色々なところにガタが出てきてもおかしくないですが、少しでも長生きできるよう、痛みを軽減できるよう気合いを入れていきたいと思います。
皆さんもちょっとした愛犬のしぐさの変化は見逃さないようにしましょうね。大事になってからでは遅いのです。
ただの心配に終われば何もなくて良かったと安心もできますし、早めに動物病院に行きましょう!!
コメント