ネット検索するとキャバリア 狂暴化
というキーワードが出てきますが、実際どうなのでしょうか?
本記事は、実際にキャバリア(愛犬コジロウ)と15年暮らしてきたボクが、色々なキャバリアのイベントで知り合った飼い主さんとのお話や経験を基に解説していきます。
これからキャバリアを飼ってみようか悩まれている方に参考にとなる内容となっています。ぜひ最後までご覧くださいね。
キャバリアが狂暴化するって!?【結論:ほとんどないです】
先に結論を言ってしまうと、キャバリアの性格上、狂暴化することはほとんどあり得ません。
とはいえ「絶対」ではありませんので、読者さんが知りたがっている、そのあたりの内容を深堀りしていきたいと思います。
キャバリアが狂暴化してしまう考えられる原因と狂暴化してしまった時の解決法についても詳しく解説します。
まずは、キャバリアが狂暴化することがほとんどあり得ないと言える根本的な性格を見ていきます。
キャバリアの性格と特性
キャバリアという犬種は一般的に温和で愛情深い性格を持ち、人懐っこく友好的です。
また、忠実で従順な性格も特徴的です。キャバリアは家族との絆を大切にし、人間とのコミュニケーションを楽しむことが大好きなのです。
ですので狂暴化するキャバリアは本当に少ないです。実際にボクの知り合いで狂暴化したキャバリアを飼っている人は一人もいません。
これは、元々のキャバリアの性格や特性もありますが、やはり飼い主さんが愛情を持って接しているからでしょう。
笑顔いっぱいで飼い主に微笑みかけるキャバリアちゃんしかボクは知りません。
キャバリアの狂暴化の原因
それでは、性格がとても温和・温厚で人懐っこいキャバリアが狂暴化してしまう原因を見ていきます。
キャバリアが狂暴化する原因は、飼い主の責任や愛犬に対するコミュニケーション不足、環境変化、健康状態の影響が考えられます。
飼い主の責任
キャバリアの狂暴化の原因の一つは、飼い主の責任です。
飼い主の愛情やしつけの不足、適切な社会化の欠如などが原因となります。また、飼い主のストレスや不安がキャバリアに伝わり、狂暴化を引き起こすこともあります。
これはキャバリアに限ったことではありません。どの犬種にも言えますが、愛情ではなく飼い主の仕事やプライベートのストレスを愛犬に与えてしまうと狂暴化してしまう可能性があるということです。
飼い始めた時には愛情を注いでいても、愛犬が
- トイレを覚えない
- キャンキャン吠えて自分が寝れない
知らず知らずに飼い主のストレスが溜まっていってしまい、愛犬に強く当たってしまう話もあるようです。
犬のしつけは犬種や個体差で差はありますので、もしどうにもならないようでしたら一度しつけのプロに相談することをおすすめします。
環境変化によるストレス
キャバリアの性格は繊細ということもあり、環境の変化に敏感なコも多いようです。
引っ越しや家族の変化、新しいペットの追加など、環境の変化がストレスとなり狂暴化の原因になる可能性があります。
また、騒音や混雑した場所など、刺激が多い環境もキャバリアの狂暴化を引き起こすことがあります。
特に夏の花火だったり、大きい音がとてもストレスとなって体調を崩す(※重大な病気を引き起こす可能性アリ)キャバリアちゃんもいたので注意が必要です。
ちなみにウチの場合、マンションの大規模修繕工事で毎日トンカン大きい音がありました。残念ながらコジロウが虹の橋に旅立った翌年のことだったので問題にはなりませんでしたが…。
若い頃だったらずっと吠えていたかもね
健康状態と狂暴化の関連性
キャバリアの健康状態も狂暴化の原因となる可能性が潜んでいます。
体の痛みや病気がある場合、キャバリアはイライラや攻撃的な行動を示すことがあります。また、適切な運動や栄養の不足もキャバリアの行動に影響を与え、狂暴化を引き起こすことがあるのです。
健康状態維持については、定期検診やアレルギー検査で何のアレルギーがあるかを把握してドッグフードやおやつを与えるようにしましょう。
たまに「人が食べてるモノだから大丈夫でしょ」と言って、本来は犬に好ましくない食べ物を与えている飼い主さんもいます。
愛犬の健康長寿は遺伝によるものもあるでしょうけど、飼い主さんの知識も非常に重要であるとボクは思っています。
ワンちゃんは人間と同じように「食」が大事なので、腸内環境を整える食生活を勉強することをおすすめします。
以上、キャバリアの狂暴化の原因は、飼い主の責任、環境変化、健康状態の影響が関与していると言えます。
ボクたち飼い主は愛情やしつけを適切に行って、環境の変化や健康状態にも注意を払うことが重要です。
キャバリアの狂暴化を予防するためには、適切なケアと環境づくりが必要であることは忘れないでくださいね。
狂暴化したキャバリアの対処法
万が一愛犬が狂暴化してしまったら、まずはかかりつけの動物病院の先生に相談しましょう。
まずキャバリアの狂暴化の原因が身体的な問題によるものかどうかを確認することができます。
体調不良や痛みが原因で攻撃的な行動をとることもありますので、まずは獣医師に診てもらうことが大切です。
そして、普段のコミュニケーションをもう一度見直してみてください。
- 怒鳴っていないか?
- 叩くなどしていないか?
- 無視し過ぎていないか?
- ちゃんとゴハンを食べさせているか?
などなど
キャバリアは敏感な性格なので、ボクたち飼い主の態度や言葉遣いには敏感に反応します。穏やかな態度で接して、明確な指示を与えることが大切です。
また、しつけやトレーニングも効果的な対処法です。
キャバリアは知識を吸収するのが得意であるため、ポジティブなトレーニングを行うことで狂暴化の改善が期待できます。
例えば、基本的なコマンドを徹底的に教えることや、リラックスさせるためのマッサージなどを取り入れると良いでしょう。
ウチのコジロウでいうと、「待て」「お座り」「ヒール」(立っている自分の後ろに座らせる)などコマンドを覚えてくれました。
マッサージなど痛がらないように愛犬の体を触ることは本当に大事です。
思いがけない「しこり」だったり、悪い病気など早期発見にも繋がりますので、ぜひ毎日マッサージやスキンシップを行うようにしてください。
動物行動学など専門家に相談
また、獣医師からの紹介で動物行動学者やトレーナーに相談することも有効です。
彼らはキャバリアの行動やトレーニングに詳しい専門家であり、具体的な対処法やトレーニング方法を提案してくれます。
例えば、リードを使ったトレーニングやポジティブリインフォースメントなど、飼い主が実践できる方法を教えてくれます。
専門家への相談は、飼い主が一人で悩まずに解決策を見つけるための重要な手段です。狂暴化したキャバリアの問題を早期に解決するためにも、適切な専門家への相談をおすすめします。
まとめ
キャバリアは狂暴化することがほとんどない犬種です。
しかしながら、ごく稀に狂暴化してしまう原因は、ストレスや不適切なしつけ、遺伝的な要素などが考えられます。
解決法としては、まずはストレスを軽減することが重要です。十分な運動や適切な環境づくりを心がけましょう。
また、しつけに関しては、ポジティブな方法を用いて徐々に行うことが効果的です。
遺伝的な要素に関しては、専門家の助言を仰ぐことが必要ですし、病気など体の不調から来る原因もあるので、少しでも異変があれば動物病院に行きましょう。
ボクが愛犬コジロウと過ごした中でアドバイスがあるとすれば、120%の愛情を持って接することです。
キャバリアは人懐っこい性格を持っているため、穏やかな態度で接することで信頼関係を築くことができますし、ボクたち飼い主の愛情以上に愛犬は愛情を返してくれるんです。
キャバリアちゃんと暮らすことになったら、ぜひ責任と愛情を持って愛犬の一生を守ってあげてくださいね。
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