ウチの愛犬コジロウもちょっと斜視でしたが、キャバリアの特徴的な目の形状に関連していて、キャバリアちゃんの多くに斜視が見られます。
この記事では、キャバリアの斜視の原因や症状、予防や対策、更には治療法について詳しく解説します。
飼い主としては、早期発見と適切なケアが必要ですので愛犬の健康を守るためにもぜひご一読頂ければ幸いです。
キャバリアと斜視について【飼い主なら愛犬に寄り添って対応】
キャバリアは活発で陽気な性格が特徴なんですけど、キャバリアには斜視という目の問題が多く見られます。
結論から言ってしまうと、「斜視は目の筋肉のバランスが崩れる」ことによって引き起こされます。
そしてキャバリアの斜視は、遺伝的な要素が関与していると言われています。
特に、先代などに斜視の犬がいる場合、その子供たちも斜視になる可能性が高いです。また、環境や育て方によっても斜視の発症リスクが高まることがあります。
斜視は、キャバリアにとって視覚的な問題を引き起こします。例えば、遠くの物を見るのが難しくなったり、二重視が発生することがあります。
また、斜視が進行すると眼球の形状が変化し、健康的なリスクを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
とはいえ、我々飼い主が獣医師さんと協力していけば生活に問題無く過ごしていくことができます。
斜視の予防法を実践することで、斜視の発症リスクを低減できますし、かかりつけの動物病院で斜視の診断と治療を行っていけば、キャバリアの視力を保護することができるんです。
キャバリアの斜視の原因は!?
上記でもお伝えしましたが、キャバリアの斜視は主に遺伝子的な要素が高いのですが、育てる環境や生活習慣による原因も考えられますので順番に見ていきましょう。
遺伝的な要素
キャバリアは遺伝的な要素が斜視の発症に関与していると考えられています。斜視は遺伝子の異常によって引き起こされることがあり、特に視力を司る遺伝子に異常がある場合に斜視が発生することがあります。
環境や育て方による影響
キャバリアの斜視は、環境や育て方によっても影響を受けることがあります。
例えば、適切な栄養を摂取できなかったり、適度な運動不足や眼の負担がかかるような環境で育ったりすると、斜視のリスクが高まることがあります。
我々飼い主は遺伝的な要素に注意しながらも、適切な環境や育て方を心掛けることで斜視の発症リスクを減らすことができるのです。
環境の影響
キャバリアは元気な性格を持ち、運動が大好きです。適度な運動や過度な運動は、筋肉の成長や目の周りの組織に影響を及ぼす可能性があります。適切な運動量と休息を確保することが重要です。
飼育方法の影響
キャバリアはストレスに弱い傾向がある犬種です。環境の変化や飼い主の不在などのストレス要因がある場合、斜視の発症リスクが高まる可能性があります。
我々飼い主は、キャバリアのストレスを最小限に抑えるため、安定した環境や愛情を提供することが大切です。
但し、環境や飼育方法が斜視に与える影響は個体差もあるので注意が必要です。
定期的な動物病院の検査や適切な飼育方法を実践することで、斜視のリスクを軽減することができます。キャバリアの健康と幸せを考え、環境や飼育方法に気を配りましょう。
キャバリアの斜視による問題点
それでは次にキャバリアの斜視による問題点を見ていきましょう。
「まぁいいか」「これぐらいなら大丈夫だろう」と軽く考えていると後悔することになるかもしれないのでぜひご確認お願いします。
お願いしますね~
斜視で起こる視覚的な問題
キャバリアの斜視で、視界がぼやけてしまうことがあります。斜視の子犬は、正しい方向を見ることができなくなり、物を探すのに大変なことがあります。斜視で、物が二重に見えることもあります。
斜視で起こる健康的なリスク
斜視は、キャバリアにとって健康的なリスクをもたらす可能性があります。斜視で、目の筋肉が正しく動かないため、目が疲れたり痛んだりすることがあります。
また、例えば眼球の後ろに腫瘍ができたり、頭に水が溜まる水頭症や平衡感覚を司る前庭疾患などが原因で斜視になることがありますし、目を動かす筋肉の炎症や外傷でも斜視は発生します。
斜視に関連した目の病気や感染症のリスクも高くなりますので、視覚的な問題や健康的なリスクに対処するためには、飼い主の対応や獣医師の診察と治療が必要になってきます。
そして、斜視の予防法やキャバリアの日常生活の工夫についても、ボクたち飼い主は積極的に情報を取り入れて取り組むべきです。
キャバリアの斜視問題について理解し、適切な対策を行うことで、キャバリアとの生活をより健康的で快適なものにすることができます。
キャバリアの斜視の対策と治療法
ここではキャバリアの先天的・後天的それぞれの斜視について、その対策と治療法をご紹介します。
先天的な斜視
先天的な斜視は、遺伝的なものや骨格の影響で生まれつき起こるもので、キャバリアだけでなくパグやシャム猫などにも見られます。
しかし、この場合には視力には影響がなく、治療の必要もありません。
但し、目が飛び出しているために乾燥や外傷に弱いので、日頃から目のケアをしてあげることが大切です。
目やまぶたを清潔に保ち、目やりや異物が入ったらすぐに洗い流しましょう。また、目薬や目の健康維持用サプリメントを使って目の水分を保つこともおすすめです。
後天的な斜視
後天的な斜視は、成長後に何らかの原因で起こるもので、片側だけや突然現れることが多いです。
この場合は、重篤な病気のサインの可能性があるので注意が必要なんですね。
上記でお伝えした通り、眼球の後ろに腫瘍…、頭に水が溜まる水頭症や平衡感覚を司る前庭疾患などが原因で斜視になることがあります。
後天的な斜視は、眼科で検査を受けて原因を特定し、適切な治療を行う必要があります。腫瘍や水頭症の場合は手術が必要になることもあります。
キャバリアの斜視は、見た目だけでは判断できないことも多いです。愛犬の目の変化に気づいたら、早めに動物病院で診てもらうことが大切です。
また、予防として定期的に眼科検査を受けることもおすすめです。
ちなみにウチのコジロウは、若いうちに白内障となって手術をしたので、定期的に眼科検診を受けていました。
そのおかげで、普段とわかりづらい眼圧が高くなる緑内障にも一早く気付くことができました。
やっぱり、愛犬の健康維持と病気の把握には、定期検診って大事ですし必要なんですよね。
ボクたち飼い主の心構えとサポートが大事です
飼い主さんは、キャバリアの斜視に対して以下のように対応していきましょう。
- 目の変化に気づいたらすぐに動物病院へ行くこと
- 病気の診断と治療方針をよく聞くこと
- 手術や投薬などのメリットとデメリットを理解し、納得した上で決めること
- 治療中や回復後も目の様子をチェックすること
- 再発や合併症を防ぐためにも定期的な通院や検査を欠かさないこと
- キャバリアにストレスを与えない、不安や恐怖を感じさせない、優しく接して安心させてあげること
やっぱり、ボクたち飼い主さんの心構えが本当に大事なんですよね。
斜視はキャバリアにとって大きな負担となることがありますが、飼い主さんが常に愛犬をサポートして、愛情と忍耐を持って接することが必要になってきます。
また、情報の収集も重要でして、キャバリアの斜視問題に関する情報を正確に把握し、適切な対策を講じることが必要です。
また、動物病院のアドバイスを受け入れるけど、飼い主としての責任を放棄することなく愛犬のために考え悩み抜くことも大事です。
獣医さんに完全依存することなく、「自分は愛犬のためにこうしたい!!」という想いが必要なんですよね。
まとめ
キャバリアの斜視問題について、遺伝的な要素や環境の影響によって引き起こされることをお伝えしました。
そして斜視は、視覚的な問題や健康的なリスクをもたらす可能性がありますが、普段の生活において斜視の予防法を実践することができますし、動物病院で定期検診を受けることがとても大事です。
キャバリアの斜視問題を理解し、決して人任せにせずに飼い主としての責任を持って情報収集・情報の取捨選択をし、愛犬に寄り添ってサポートしていきましょうね。
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