犬の膝蓋骨脱臼。コジロウは手術しないです。

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先日、コジロウの年2回の健康診断で発覚した『膝蓋骨脱臼』。

先生から、「しつが%@&$・・・っきゅう」と言われ、聞いたことないワードだったので、思わずサンドイッチマン富澤の決まり文句である、

ちょっと何言ってるかわかんない」って、先生に向かってツッコミを入れる寸前だったのですが、間一髪飲みこみました。

「もう一度教えて頂けますか?」と聞き直して、語尾に脱臼ということはわかったので、以前調べていたけど何て読むのかわからなかったワードで、頭の中では、

「あー、膝蓋骨脱臼のこと言ってるのだな」とわかりましたが、今の今まで読み方がわかりませんでした。

調べました。

しつがいこつだっきゅう」と読むのですね(^^;)

『膝蓋骨脱臼』

・・・・・、ゲシュタルト崩壊を起こす漢字のオンパレードですね。

[blockquote]
ゲシュタルト崩壊とは。
同じ文字(漢字)を長時間凝視していると、その漢字がバラバラに見えたり、「結局どういう字なんだ?」とか、「わけわからない」メダパニ状態になる現象をいう。
[/blockquote]

[mokuji]

もくじ

犬の膝蓋骨脱臼とは?

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は、後ろ足の膝蓋骨、わかりやすく言うと「膝のお皿」が、正常な位置から外れてしまうことです

コジロウもそうなのですが、特に内側に外れる膝蓋骨内方脱臼が多く見られるそうです。

先生からは下記の図で説明して頂きました。

膝蓋骨脱臼の原因は・・・

外傷性が多いそうですが、遺伝・先天性であったり、発育に伴って発症する場合もあります。

また、元々膝の皿が収まる滑車溝が浅かったり、膝蓋骨に付着しているじん帯や大腿四頭筋の内外のバランスの悪さなどが原因と考えられることもあるそうです。

コジロウは、以前の診断で変形性関節症と言われましたが、後ろ左足とピンポイントでは言われませんでした。

ただ、変形性脊椎症・関節症により、色々なバランスが悪くなり、じん帯が伸びた結果、膝蓋骨脱臼に繋がったことも考えられます。

また、先生がおっしゃるには、小型犬に発症が多くみられ、片足だけでなく、両足とも脱臼しているケースが多いようます。

トイプードル、マルチーズ、チワワ、ポメラニアンをはじめとする小型犬によくみられるので、その犬種を飼っている飼い主さんは注意が必要ですね。

犬の膝蓋骨脱臼の症状段階

症状の重症度により、4段階に分けられます。

レベル症状
グレード1時々、膝の皿が外れるが、すぐに元の位置に戻るため、生活に支障はないレベル。
グレード2何かの拍子で簡単に臼することも。自然には元に戻らないが、元に戻してあげると、きちんと歩行ができるレベル。
グレード3普段から脱臼したままで元に戻らない。正常な位置に戻すことができるが、簡単にまた脱臼してしまう。
グレード4普段から脱臼したままで、指で戻そうとしても正常な位置にもどせない。

膝蓋骨脱臼は手術の必要があるのか?

グレード3まで

動物病院の診断、判断により違いがあるかもしれませんが、基本的にはグレード3までが手術の対象となります。

但し、グレード1と診断されたコジロウは、シニア犬で高齢のため、手術しても体に負担がかかる方が大きいため、手術はしない方が良いとのことでした。

1歳未満で脱臼

1歳未満で脱臼した時は、早期に手術をしないと脱臼癖がついてしまうこと、または成長に伴い骨が変形して歩行困難になる可能性が高いので手術が必要になります。

1歳以上でグレード2のとき

若ければ若いほど将来的にグレードが進行し脱臼が整復できなくなることがあるため手術が必要になります。症状が無いもので、ある程度の年齢以上の場合は手術を見合わせる場合もあります。

1歳以上でグレード3以上のとき

膝蓋骨脱臼の放置によるグレードの進行、及び膝蓋骨内側の軟骨が擦り減り、痛みが続くと考えられた時は、手術が必要になります。但し、グレード4の場合は、完治が見込めず、何らかの障害が残る可能性もあるため、それでも手術に踏みきって良いのかを飼い主さんと相談の上決定します。

気になる手術費用は?!

相場としては20~40万円だそうです。

事前診断費、手術費、入院費、術後治療費、再検査費・・・、ボディーブローのように後から重くのしかかってきます・・・(*_*)

保険に入っておけば負担は軽くなりますが、病気になる前に入っておかないと保険適応外となります。

コジロウも保険に入っていますが、白内障が発覚してから保険に入ったので、かなり高額な手術費用を自腹で支払いました・・・(*_*)

保険に入っていない飼い主さんは、一度検討してみてください。

保険は何もない時に入るものです!!」と、何かあってからわかるものです・・・(^^;)

膝蓋骨脱臼の予防策

膝蓋骨脱臼は、先天性と後天性があります。先天性は、生まれつき膝が弱かったり、何かしらの異常がある状態ですが、後天性は、日常生活の中で発生することが原因ですので、飼い主さんの注意で防げるものもあるのです。

すべらない床にする

絨毯やマットを敷いて滑らない床にして、愛犬の足に負担のかからない環境にします。

私の自宅は滑りづらいフローリングにリフォームしたのですが、それでもコジロウは滑っていました・・・。

それが原因かもしれませんが、急に足が攣ったかのようなしぐさをしたので、慌ててマットを購入しました。

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階段の段差やソファーの昇り降りを避ける

膝蓋骨脱臼を発症させないためには、また既に発症しているのであれば、これ以上悪化させないために、愛犬の足に負担をかけないことが大切です。

散歩時、自宅内でも、段差であったり、椅子やソファーの上り下りにも気を付けましょう。

関節を補助するフードやサプリを摂る

犬の平均寿命も延びてきているので、最近では関節に良いグルコサミン・コンドロイチンなどが配合されているドッグフードであったり、サプリ、おやつなどがあります。

できる限り普段から膝蓋骨脱臼を悪化させない、また発症させないためのケアをしましょう。

ちなみにコジロウが食べているドッグフード、サプリは下記のリンクをご覧ください。

関節に良いとされているドッグフードは・・・、
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関節に良いとされているサプリは・・・、
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適度な運動

過度な運動は膝や足に負担がかかってしまいますのでNGなのはわかりますが、全く運動させないこともまたNGです。

コジロウのようなシニア犬なら特にそうなのですが、全く運動しないと膝関節の周りの筋肉は衰える一方です。

負担のないように、膝や足を鍛えることが大事なんですね。コジロウは年齢の問題もあり、ハイドロセラピーは受けられませんが、まだ若いワンちゃんであれば、ハイドロセラピーをぜひ検討してみてください。

ハイドロセラピーは・・・、
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まとめ


今回は、コジロウが実際に発症した膝蓋骨脱臼についての症状、予防策等について書いてみました。

先天性、遺伝での発症ならしょうがないのでしょうけども、私たち飼い主が意識することで発症しないケースもあることがわかりました。

コジロウは、年齢から判断し、手術をしないことにしました。

ただ、膝蓋骨脱臼に限らず、愛犬の過ごしやすい環境であったり、愛犬にとって何が最良なのか、普段から意識して考え、実行することが大事なのだなぁと思います。

皆さんの愛犬がハッピーになりますように!!

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